偉大なヒーラー、霊的教師としてダスカロスという人がいた
詳しくは書籍や動画が多数、存在するためそちらを参照していただきたい。
彼の元には世界中から霊的な探求者、ヒーリングを求める人々が集まった。
彼は求める人たちに霊的なヒーリングや教えを説いていた。
日本には彼が教師として認めたハリーさんという方が派遣されていた。
ダスカロス・サークルでの大きな学びの一つに霊的探究やヒーリングに関するスクールの見分け方があった。
ダスカロスいわく各々のスクールの霊的なレベルを見分ける単純な方法があると。
それはそのスクールが生徒に対価、つまり金銭を要求しているかどうかで判断せよとのこと。
霊的に高いレベルのスクールは生徒にお金を要求することはあり得ないと。
なぜなら霊的レベルの高さとはつまりエゴイズムをいかに減らしていくか、得ることではなくいかに与えていくのかがその特徴であるとのこと。
そしてその対極にあるのはビジネスであると、つまりいかにして得ていくのかを目的とした行為だとのこと。
そして霊的な領域に関する限り例えスクールを名乗ってはいても、生徒に金銭を対価として要求するかぎりはそれはスクールではなく実際はスクール・ビジネスという形態でのビジネスなのだと。
教える側が相手から金銭を得るというエゴに基づく行為に根差している以上、そこにエゴの増幅はあっても霊的成長というものが起こることはあり得ないというのがダスカロスの根本的な教えであったとのこと。
そして職業として、つまり住んでいる国の法律に基づく公的資格を持って治療に携わっているのではない限りヒーリングにおいても金銭を要求することをダスカロスは認めなかったとのこと。
さらに私はサークルでこのように繰り返し教わった。
生前、ダスカロスのもとにある有名女性ヒーラーが生徒として通っていた。
彼女はヒーラーとしての才能に恵まれていてダスカロスも期待していた。
が彼女はヒーリングを教えることをビジネスとして世界展開する選択をしてダスカロスのもとを離れていったとのこと。
彼はその女性の恵まれた才能のことをいつも残念がっていたとのこと。
彼女はエゴの克服という重要な段階を超えることができず、彼の認める完成したヒーラーにまで育てることができなかったと。
そのあたりのことが彼女の晩年の身体的状態にあるいは関係していたのかもしれない。
上記の動画に出ているハリーさんも画家としての職業で生計を立てながらヒーリングやカウンセリング、サークルで教えることなどは全てボランティアでされていたとのこと。
霊的成長というのはそう簡単なものではないということであろう。
日々、精進あるのみである。